やまなし伝統工芸館

登録日:2011/05/26 10:35:57

西嶋和紙ランプをデモ販売 (やまなし伝統工芸館ニュース)

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やまなし伝統工芸館ニュース

山梨日日新聞 ーみるじゃんー 2011年05月26日(木) より

西嶋和紙ランプをデモ販売
峡南高、国際アートイベントに出展

 

西嶋和紙で包んだランプを販売する生徒(右)
 
西嶋和紙で作った出展ブース。右下は西嶋和紙で包んだランプ=いずれも東京ビッグサイト
 
 峡南高(矢野博文校長)は 14、15の両日、東京ビッグサイトで開かれた「インターナショナルアートイベント デザインフェスタ」に、地元・身延町の特産品「西嶋和紙」を紹介する ブースを出展した。ブースでは、発光ダイオード(LED)ライトを西嶋和紙で包んだランプをデモ販売。今後は来場者の声を踏まえてランプの品質を高め、物 産展での販売やインターネット通販に挑戦する。

 同校の「デザインフェスタ」出展は昨年11月に続き、2回目。今回は西嶋和紙を使ったオブジェを展示したほか、西嶋和紙で作ったシェードでLEDライトを包んだランプを点灯、販売した。

  同校はランプ約150個を持ち込み、1個500円で販売。2日間で40個を売った。来場者からは卵形や球体のランプを見て、「かわいい」「柔らかな光が幻 想的」と好意的な反応があった半面、「完成度にばらつきがあり、商品化には課題が残る」「ランプを明るい場所と暗い場所で比べると、見た目の差が大きい」 との指摘もあった。

 このほか、ブース内に飾り付けた西嶋和紙そのものに興味を持ち、「飾ってある西嶋和紙を売ってほしい」と要望する来場者もいたという。

 同校では、来場者の意見を参考にして、和紙のすき方をより均一にするなど工夫し、ランプの品質を高める。イベントに参加した建築インテリア科3年の上田椋太さん(17)は「もっとランプの完成度を高め、売れる商品にしたい」と、貴重な経験になった様子。

 同校は今後、東京都で8月に開かれる商業高校物産展で「西嶋和紙ランプ」を委託販売するほか、インターネット上での通販も目指す。「デザインフェスタ」参加の成果は、県高等学校生徒商業研究発表会で報告する。

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