やまなし伝統工芸館

登録日:2011/02/02 09:58:41

「市川和紙」で卒業証書作り(やまなし伝統工芸館ニュース)

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やまなし伝統工芸館ニュース

        (市川大門手漉き和紙)

山梨日日新聞社 ーみるじゃんー 2011年01月29日(土) より

「市川和紙」で卒業証書作り
市川小6年生

 

手すきの卒業証書作りに取り組む児童ら=市川三郷・市川小
 
 市川三郷町の市川小の6年生が28日、地元に伝わる「市川和紙」を使った手すきの卒業証書作りに取り組んだ。

 68人が参加。町内の製紙業者でつくる製紙技術研究会の指導を受けながら、ミツマタとのりを溶かした水を「すきあみ」と呼ばれる道具で、丁寧にすくい上げた。その後、機械で水を吸い取ると、校章の透かしが浮かび上がった。

 卒業証書は教師が乾燥作業をした後、文面を印刷し、3月18日の卒業式で児童に手渡される。参加した竹村瑞樹君(12)は「思ったよりうまくできたと思う。出来上がりが楽しみ」と話していた。

 同校では1982年から毎年手すきの卒業証書を作っている。

 

 

 

 

 

自分の漉いた紙で卒業証書

朝日新聞社 asahi.com   2011年01月29日 より

写真

指導を受けながら和紙を手漉きする児童ら=市川三郷町市川大門の市川小学校

   ■市川三郷 児童ら68人が和紙作り

 地元特産の和紙を卒業証書に使うため、市川三郷町の町立市川小学校の6年生が28日、和紙の手漉(す)きに挑戦した=写真。中央に校章の形を型押ししており、3月の卒業式で各自に手渡される。

 1983年から続く恒例行事で、製紙会社の若手らでつくる「市川和紙技術研究会」のメンバーが来校。欠席1人を除く児童68人が、厚い紙を漉くのに適するという技法「溜(た)め漉き」を手ほどきされた。

 同研究会の代表、一瀬清治さん(63)は「この体験で、伝統の和紙に愛着を持ってもらえれば」。高室拓くん(11)は「難しかったけど、自分で作った証書をもらえるのはうれしい。卒業まで残り2カ月を悔いの無いよう、みんなと楽しい思い出をつくりたい」と話していた。