やまなし伝統工芸館

登録日:2011/01/22 12:05:00

自分の卒業証書 特産和紙で手作り (やまなし伝統工芸館ニュース)

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やまなし伝統工芸館ニュース

山梨日日新聞社 ーみるじゃんー 2011年01月19日(水) より

自分の卒業証書 特産和紙で手作り

 
卒業証書を作る児童たち=身延・なかとみ和紙の里
 
 身延町のなかとみ和紙の里には、町内外から多くの学校の児童・生徒が訪れ、卒業証書を手作りしている。
  17日は身延小の6年生32人が参加。スタッフの指導を受け、コテと呼ばれる木枠の型で前後左右に揺らしながら、和紙の原料となるミツマタと麻をすき、校 章入りの卒業証書を作った。児童たちは指で卒業証書を傷付けないよう慎重にすいていた。はじめにミツマタの繊維をすき、その上から麻の繊維をすくことでき れいな透かしができるという。
 すき終わった卒業証書は、乾燥させる機械に一枚ずつ貼り付け、ローラーで伸ばしながら乾燥させた。
 海瀬玲弥君(12)は「うまくすけるか緊張した。自分で作った卒業証書がもらえるのはうれしい」と話していた。卒業証書には、児童の名前や卒業番号などが記入された後、学校に届けられるという。