カテゴリ |
|
やまなし伝統工芸館ニュース 山梨日日新聞社 ーみるじゃんー 2010年12月30日(木)より 雨畑硯 筆の賀状でPR 早川「硯匠庵」で来年2月作品展 送り先と“合作”交流も演出
| | | オリジナルの合作年賀状と硯 | | 地域の伝統工芸品である雨畑硯を盛り上げようと、NPO法人などが早川町雨畑の硯工房「硯匠庵」で、硯すずりを使い、筆で書いた年賀状の作品展(年賀状プロジェクト実行委主催)を開く。賀状を通じて、家族や地域住民とのつながりを感じてもらう“演出”も計画している。 同町で地域活性化や地域貢献ビジネスの展開などを行う、NPO法人日本上流文化圏研究所の学生と同町硯島地区の住民で、雨畑硯をPRしようと企画。筆と硯を使って書いた年賀状を募集し、集めた年賀状を同工房に展示する。 また、同実行委は年賀状を送った人と送られた人とで作るオリジナルの合作年賀状を作製。雨畑硯のアピールとともに、町内には一人暮らしや高齢者が多いため、合作年賀状を通じて交流してもらう。 合作年賀状は往復はがきのようになっていて、送る人が見開き半分に筆と硯で年賀状を書き、返信用封筒と一緒に別の封筒に入れて郵送。受け取った人は、もう半面に同じように返事を書き、送られてきた返信用封筒で送り返す。その後、同工房宛てに郵送してもらう。 合作年賀状は同工房のほか、同町内の各施設で販売している。1セット150円。 硯匠庵の望月健館長は「雨畑硯を多くの人に知ってもらうとともに、手書きでぬくもりある年賀状を通じて、家族や大切な人と交流をしてほしい」と話していた。 年賀状の募集期間は来年1月31日まで。展示は同年2月11日から28日まで。問い合わせは硯匠庵、電話0556(45)2210。 |
|