やまなし伝統工芸館

登録日:2009/05/06 09:23:33

山梨伝統工芸品フェア in談合坂(下り車線)第四弾

カテゴリ   

やまなし伝統工芸館ニュース

西島手漉和紙、親子連れが挑戦

2009年05月04日(朝日新聞山梨版WEBより)

写真
 

 ドライブの休憩中にぜひ、山梨の伝統工芸の体験を――。そんなイベントが上野原市の中央道下り線談合坂サービスエリア(SA)で開かれている。高 速道路の料金が大幅に値下げされるなか、山梨を通過してしまう観光客に県の魅力を伝え、もっと立ち寄ってもらおうという狙いだ。

 大型連休のまっただ中とあって、日替わりで伝統工芸を体験できるコーナーは親子連れでにぎわった。3日は身延町の「西島手漉(て・すき) 和紙」の体験日。子どもたちは紙をすいたり、紅葉や花など思い思いの模様を、好きな色のスタンプインクで和紙につけたりしてはしゃいでいた。千葉市から来 た山田兼輔君(7)は、星やアイスクリームをかたどり、何枚も作った。母の容子さんは「和紙が山梨の伝統工芸だと初めて知りました」。

 展示・販売場には、古くなった1万円札を再生紙として和紙にとり入れた扇子もあった。隣には約1億円分にもなる1万円札の古紙が裁断された状態で袋に入れてあり、子どもたちは興味深そうに見入っていた。イベントは10日まで。