やまなし伝統工芸館

登録日:2013/05/15 11:32:34

“旅”する印伝カバーの絵本 (やまなし伝統工芸館ニュース)

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やまなし伝統工芸館ニュース

山梨日日新聞社 ーみるじゃんー 2013年5月14日(火)より

読み終わったら次の人へ “旅”する印伝カバーの絵本 

甲州印伝を多くの人に知ってもらおうと始める「ブックトラベル」=山中湖村山中
 

 山中湖村山中で宿「ホトリニ テ」を経営する高村直喜さん(33)は、山梨県の伝統工芸品「甲州印伝」のブックカバーをつけた絵本を人から人に手渡していく“旅”をさせる「ブックトラ ベル」を考案した。多くの人に甲州印伝の手触りの良さをじかに味わってもらおうと企画した。

 今月下旬、高村さんが、山梨、東京、群馬、 滋賀、京都の友人にブックカバーのついた同じ絵本(計5冊)を渡してスタートする。受け取った人が本を読み終わったら、信用できる人に次々と手渡してい く。それぞれ100人目となる本を手にした人が、高村さんの元に着払いで送るという仕組み。

 カバーは、趣旨に賛同した甲府市朝気3丁目 の「印傳(いんでん)の山本」が作った。カバーには「印傳の山本」のキャラクター「インデン君」がデザインされている。本は「はやくはやくって いわない で」(作者・益田ミリ、絵・平沢一平、ミシマ社)。時間に追われる中でも自分のペースで自分のできることをやろうという物語。高村さんは、現代に失われつ つある部分だと感じ、この絵本を選んだという。

 高村さんは「何年かかっても本が返ってくるのを待っているつもり。47都道府県に行き渡ればと思っている」と話している。