やまなし伝統工芸館

登録日:2008/07/19 09:13:06

甲州雨畑硯

カテゴリ 歴史  

県認定:1994年10月24日
 
 1690年に鰍沢村の雨宮孫右衛門(あまみやまごうえもん)が身延山参詣の途中に富士川支流早川河原で黒一色の石を拾い、硯にしたのが甲州雨畑硯の始まりと言われています。硯の材料となる硯材は四万十帯の粘板岩から千枚岩で、透水性が低いという特徴が硯づくりに適していました。硯づくりは、まずノミで全体の形を彫り、その後粗さの異なる砥石を用いて表面を磨き、最後に漆で仕上げられます。