やまなし伝統工芸館

登録日:2008/04/06 16:14:54

甲州水晶貴石細工

カテゴリ 歴史  

国指定:1976年6月2日
県認定:1994年10月24日

 山梨における水晶加工技術は、江戸時代(1830年頃)に京都の玉造り職人から伝えられたと言われています。昇仙峡やさらに山奥の花崗岩地帯からは水晶が採取でき、この水晶を材料として利用する工芸品はごく自然に誕生しました。水晶貴石細工は水晶などの原石をたがねや小槌でカキ込みし、回転するコマを用いて彫刻されます。すべての作業は手作業で、深肉彫りや浮き出し彫りなどのさまざまな技法が存在します。