やまなし伝統工芸館

登録日:2011/12/07 09:42:42

干支土鈴色遣いに願い込め (やまなし伝統工芸館ニュース)

カテゴリ 産業  

(やまなし伝統工芸館ニュース) 2011年12月6日  読売新聞より

甲府市池田の民芸工房「がくなん」で、来年の干支(えと)「辰(たつ)」の土鈴作りが進んでいる=写真=。

 石こうの型に粘土を詰めて辰をかたどる作業に始まり、乾燥、焼き上げ、絵付けまで約1週間。11月から来年1月まで約3000個を制作する。

 青、緑、黄、紺などの色を使い、今回初めて腹の部分にピンクと赤で模様を付けた。伝統的な民芸品ではデザインを変えることはあまりないが、2代 目・斉藤岳南さん(68)は「今年は東日本大震災など、暗い出来事も多かった。少しでも明るい新年にしてほしいと願い、華やかな色を使った」と、丁寧に筆 を動かしていた。

(2011年12月6日  読売新聞)
一つ一つ手作りされる「辰」の土鈴(甲府市池田の民芸工房「がくなん」で)