西嶋和紙の絵手紙展　入選作決まる
グランプリに大井さん　岩手でも３００点展示へ

グランプリに選ばれた大井妙子さん（佐賀県）の作品   金賞に選ばれた大木さだ江さん（静岡県）の作品   銀賞に選ばれた舛田初恵さん（東京都）の作品

　第４回西嶋和紙絵手紙展（同実行委主催）の入選作品３３点が決まった。身延町のなかとみ和紙の里で応募された１６５６作品全てを展示している。１６日にはなかとみ現代工芸美術館で表彰式が開かれた。

　 ９月に行われた審査会には、西嶋和紙工業協同組合の組合員ら１３人が参加。グランプリには「さげもん」と呼ばれる色鮮やかな飾りを描いた、佐賀県佐賀市の 大井妙子さんの作品が選ばれた。色合いのバランスや絵はがきのスペースの使い方が評価された。金賞に静岡県浜松市の大木さだ江さん、銀賞には東京都八王子 市の舛田初恵さんの作品が選ばれた。

　１１月２１日まで、和紙の里で全作品を展示。今年は東日本大震災を受け、絵手紙のテーマに「がんばれ日本」を設けていたことから、岩手県遠野市の中心市街地活性化センター「とぴあ」でも、グランプリなどを含めた約３００点を展示する。

　 また、西島郵便局を通じて、岩手、宮城、福島３県の郵便局に全作品を収めた作品集を約１００冊寄贈。各県郵便局に置いてもらい、自由に閲覧してもらうとい う。同組合や和紙の里でも作品集の販売をしている。１冊１５００円で郵送も行う。問い合わせは同組合、電話０５５６（４２）３２３４。

やまなし伝統工芸館ミュージアムショップにて作品集を販売しています

　　　　　やまなし伝統工芸館HP　℡055-263-6741