世界に誇る縄文文化の「顔」
鋳物師屋遺跡出土 「人体文様付有孔鍔付土器(じんたいもんようつきゆうこうつばつきどき)」(国指定重要文化財)
縄文時代の鋳物師屋遺跡は、市之瀬台地の縁辺部に近い扇状地上にある縄文時代中期中葉のムラの跡で、直径130メートルの範囲に30軒程の竪穴建物跡が発見されました。
高さ50cmほどの大きな土器の表面には 踊っているかのようなポーズの土偶がレリーフ状に貼り付いています。とても愛らしいファニーフェイスの面持ちが人気で県外のファンも多いです。
3本の指など、同じく重要文化財に指定されている円錐形土偶と表現の同じ部分は多く見られます。
有孔鍔付土器の使用目的については謎に包まれていますが、太鼓説や酒造説などが有名です。また、表面にこれほどまでにはっきりと全身の姿が描かれたものは他に例がありません。デフォルメの強いものと合わせても最大規模の土器といえます。いずれにしても、日常の道具と考えづらく、祭りごとなどの道具だとみられます。
この土器はこれまで数々の海外の展覧会で紹介されています。
また、平成21年に行われた東京国立博物館の「国宝土偶展」ではチラシやグッズにも描かれるなど、
まさに日本縄文文化を代表する「顔」なのです。
海外展への貸し出し履歴を紹介しましょう。
平成4年 鋳物師屋遺跡の発掘調査により4500年の永い眠りから目覚める
平成7年 重要文化財に指定される
平成7年 イタリアローマ市立展示館へ
平成9年 マレーシア国立博物館へ
平成13年 イギリス大英博物館へ
平成18年 カナダ国立モントリオール博物館へ
平成21年 イギリス大英博物館へ
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