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■エントランス展示「小笠原流礼法の こころ と かたち」の開催 |
■「市内に広がるウシ・ウマの足跡」展 |
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カテゴリ | 歴史 文化 自然 |
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みなでんものづくり教室 「蘇づくり!と焼印コースターづくり」を開催しました! 6月30日(土)
少し前の話題となってしまいましたが・・・ 伝承館では、エントランス展示「市内に広がるウシ・ウマの足跡展」にちなみ、古代のウシ・ウマにかかわる体験がたくさんできる、ものづくり教室を開催しました!
まず、実習室で「蘇(そ)」についてパワーポイントを使ってご説明~
~「蘇」って、平安時代に朝廷に税金としておさめていた、牛乳を煮詰めた古代のチーズなんですヨ~
②古代の「蘇」をつっくっちゃおうというこの企画、レシピは、簡単☆牛乳を焦がさないようにひたすら煮詰めるだけでできちゃいます。でもね、焦がさずチーズにするにはかなりの時間がかかり、結構たいへんなんですヨ。はてさて美味しい「蘇」ができるか、大小4つのなべで実験!
なべ奉行に「蘇」を託し、この時間を利用してたくさんの体験をしてもらいました。
③ まず、ものづくり教室関連のエントランス展「市内に広がるウシ・ウマの足跡」をご紹介~
~平安時代末期、南アルプス市には「八田御牧(はったのみまき)」といわれる牧場があったんです~ いつでもスタッフと対話ができて質問がしやすいのが伝承館のウリの一つなんですよネ☆
④時々なべを確認。モウできたかな~?
・・まだまだあまーい!甘~い「蘇」への道のりはながいのです。
⑤さてさて・・気を取り直して、先ほどのエントランス展で紹介した百々(どうどう)遺跡出土の銅製の錘(おもり)にちなんで、当時も使われていたはかり=棹秤(さおばかり)の使い方を体験してもらいました!
「てこの原理」を利用した棹秤で、平安時代には薬草などを税金の重さを量っていたんですね。昔の人の知恵にみんなで感心!
⑥次に、伝承館から車で5分の古刹・長谷寺(ちょうこくじ)の馬の守札の木版画の摺りを体験! 昔この近くではたくさんの馬や牛を飼育していて、このお寺さんでは馬の成長を願ってお札を配っていたんですね。今でいうと馬はベンツくらい高級で大事なものだったらしいですヨ。
色鉛筆で塗ったり、デザインしたり、オリジナル作品のできあがり~☆なにやらご利益ありそうですよね!
⑦さてお待ちかね!お次は当館マスコットとしてでおなじみの赤牛さまの焼印コースターづくりです。昔はどこのウシやウマか所有者が分かるように家畜に焼印をして管理していことにちなんで、赤牛さまの焼印を用意しました☆
どう?モウかわいいでしょ? しかもコレ、南アルプス市芦安地区産の木材を利用したコースターなんですヨ☆
⑧さて、いろいろな体験をしているうちに、小さいなべに少量の牛乳を入れた組からゴール。上手につくれましたね(ぱちぱち。拍手)
最後に皆でできたてホヤホヤの「蘇」をクラッカーにつけてご堪能☆おこげ風味の(シッパイ作?)も試食!・・・だれ?ごまドレって言ったのは?
どぉ?このみなさんのおいしそうな顔!自然と笑顔があふれます。 今回は少し固めにしたので生キャラメルのような感覚でしたが、これより若干水分を残し、クリーミーなところで火を止めると、まるで練乳のよう・・!砂糖なしでここまで甘いんです。 ミルクのうまみと栄養が凝縮された「蘇」は、古代の高貴な人々の栄養食として珍重されていたことでしょうね。 皆さん大人も子どもも、大いに楽しんでいってくれました!
◎今エントランス展「市内に広がるウシ・ウマの足跡」はいよいよ8月1日(水)までとなりました。あと2日! 期間中、長谷寺の馬の守札の木版画の摺りの体験もできます。
8月3日(金)からの次回エントランス展は「小笠原流礼法のこころ」です。期間中、簡単な「結び」の体験もできます。南アルプス市の文化にふれる絶好の機会です。スタッフ一同、皆さまのご来館お待ちしてま~す! |