南アルプス市ふるさと文化伝承館

登録日:2012/03/12 10:23:12

「Mなび」お披露目ツアー開催しました!

カテゴリ 歴史   文化   自然  

「文化財Mなび」配信開始記念

「第12回 語り部と歩くふるさとの文化財~眺望の大遺跡群 市之瀬台地を歩く~」実施しました!


去る3月4日の日曜日、少し肌寒い曇り空ではありましたが雨に降られることなく無事成功できました!

なんと今回は50名の募集に対して120名を越す応募があり、

残念ながら多くの方に参加していただくことができず申し訳ありませんでした!

また行いますので、次回、是非ご参加いただければと思います。

 

さてさて

当日の内容をちょっと紹介。いつもどおり体験型の史跡めぐりですので半日とはいえ盛りだくさんの内容です。

このコースは棚田あり古墳群ありと とても見どころの多い散策コースすよ。

その地点の説明は「文化財Mなび」で調べてくださいね。

 

ほたるみ館北の広場駐車場で集合、

①そのまま中畑遺跡の説明と「文化財Mなび」の紹介。

この周辺は市内で最も発掘調査例の多いところで様々な歴史が明らかとなってきた地域です。

参加者のみなさんには、情報発信オブジェに殺到しないようにお手元にもQRコードのシートをお持ち頂きながらのウォーキングです。

 

②ほたるみ館ではほたるみ館建設の際の発掘調査で出土した黒曜石の石核を参加者にも触っていただきました!

中では最初の語り部 理事長の齊藤さんから、地産地消に取り組む地元お母さん方の熱い思いを発表していただき、

地元のよもぎでつくった「よもぎ饅頭」の味を堪能しました。

 

③ほたるみ橋公園では次の語り部 青柳さんから、美しい棚田の景観をながめながら、

棚田での暮らし、今でもサワガニはたくさんいるよなど、分かりやすく教えていただきました。

最近はほたるもだいぶ復活してきてるようですよ。

 

④しばらく歩いて椿城周辺を散策。五輪塔群や本重寺で安藤住職さんのお話、周辺で土器を拾ったりと小さなエリアでいろんな体験ができました。

 

 

市之瀬台地の特色の説明を聞いたり、周辺の地形を眺めながら歩くと

なにもないところに突如QRコードを貼ったステンレス製の情報発信オブジェが出現!

何気ない畑の高まりが、実は「上ノ東古墳」という古墳だったのです。

この日は特別にこの古墳出土の勾玉にもタッチ!

 

 

⑥物見塚古墳では甲府盆地西部最大の古墳で唯一の前方後円墳を見学

古墳群の前の休耕地では、雑草対策のためのヤギさんがいらっしゃいます。

まだ雑草は少ないので今は別のあたたかい場所にいますが、本日は特別に出張していただきました。

そして春から放牧できるように、参加者みんなでヤギさんのフェンスづくりです。

近くの竹林対策も兼ねて竹を組んで作ります。

 

⑦台地を降りると、そこは「塚原」。その名のとおり古墳群のある土地で今でも横穴石室が口を明けています。

⑧最後は鋳物師屋遺跡

現在は工場地帯ですが、こんなところにも、「文化財Mなび」のシートが貼ってあるので子供たちの声での説明ガイドも聞けちゃうのです。

 

半日でのコースですが、なかなか内容の濃い半日となりました。

アンケートでは100%の方が「満足」していただいたとのことで、主催者としても嬉しい限りです。

また、実施しますので、次回は皆さんのご参加をお待ちしています。 

 

さぁこちらで 「文化財Mなび」お試しください!