韮崎市ふるさと偉人資料館

ふるさとの先人に学び、現在(いま)に活かす

登録日:2020/04/09 15:52:12

第11回企画展「甘利山に木を植え 心に緑の大切さを伝えた 穂坂直光」のお知らせ

カテゴリ 歴史   文化   自然  
※この企画展は終了しました
 
第11回企画展「甘利山に木を植え 心に緑の大切さを伝えた 穂坂直光」
 
この企画展では、明治時代から大正時代にかけて、荒れた甘利山に木を植えてよみがえらせた
穂坂直光(韮崎市大草町若尾出身・1847-1920)を紹介します。
 
甘利山は韮崎市と南アルプス市の境に位置し、レンゲツツジの名所として知られていますが、
明治時代には乱伐によって木が激減した時期がありました。
そのときに立ち上がり、旧甘利郷(今の韮崎市旭町・大草町・龍岡町)の人々と協力して
植林と森林保護に取り組んだのが穂坂直光です。
 
目先の利益ではなく、子孫に山の恵みを遺すために行動した直光。
彼の先見の明は死後20年以上たって花開きます。
直光が植えた木を売った収益によって、甘利中学校(統合後は韮崎西中学校)や甘利上水道が建設されたのです。
 
展示では、直光と旧甘利郷の人々の取組みを具体的に紹介するほか、甘利山の歴史や民俗芸能にも触れています。
また、直光たちが守った甘利山がスキーや登山のスポットとして親しまれていく歩みもたどります。
実際に甘利山で使われていた昔のスキーや下駄スケートも展示します。