一般財団法人アフリカンアートミュージアム

登録日:2011/07/15 11:39:11

王母の記念像

カテゴリ 芸術  
収蔵品タイプ アフリカンアート
マスク
立像
装身具
武具
テキスタイル
道具
ブロンズ ナイジェリア ベニン
テラコッタ

ベニンの美術が注目されたのは、1897年の、イギリスの討伐のときに戦利品として、

2000点あまりのブロンズ作品がヨーロッパにもたらされてからである。

ベニンのブロンズ作品は、王の祭祀や儀礼に使われたり、王宮の飾りとして用いられた。

ベニンの鋳造技術は14世紀にイフェからもたらされたといわれているが、それ以前から存在していた。

16世紀半ばの王である、オバ・エシギエは、その母イディアに「クイーンマザー(王母)」の称号を初めて贈った。

それ以降、代々の王は王位継承3年目に、この称号を母に贈るようになったといわれている。

王母は城外に宮殿を持ち祭祀も行っていたといわれている。

このクイーンマザーの像は、ナイジェリアの国立ラゴス博物館のものと顔つきが同じで、

同作者によるものと考えられる。格調が高く名作である。カーボンテストでは17世紀の作品であるとの判定である。

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